glibc 2.27-2 と pam 1.3.0-2 への更新は手動での作業が必要な場合があります

glibc 2.27-2 では NIS と NIS+ のサポートが取り除かれました。filesystem パッケージに含まれる、デフォルトの /etc/nsswitch.conf は既に変更を反映しています。既に /etc/nsswitch.conf.pacnew が存在する場合には、glibc 2.27-2 へのアップグレード前にマージしてください。

NIS は libnss_nis パッケージをインストールすることで引き続き利用可能です。NIS+ については公式リポジトリには代替策が存在しません。

pam 1.3.0-2 では pam_unix2 モジュールと pam_unix_*.so 互換シンボリックリンクが取り除かれました。アップグレード前に /etc/pam.d にある PAM の設定を確認し、取り除かれたモジュールを pam_unix.so で置換してください。pam_unix2 の利用者はこの変更の適用後にパスワードをリセットすることが推奨されます。pambase パッケージでのデフォルト設定の利用者はこのアップグレードでの変更は必要ありません。