zita-resampler 1.6.0-1 パッケージにはライブラリのシンボリックリンクが欠けていたため、zita-resampler 1.6.0-2 で再追加しました。既に zita-resampler 1.6.0-1 をインストールしている場合、zita-resampler 1.6.0-1 のインストール時に ldconfig がシンボリックリンクを作成してしまっているため、アップデートの際に zita-resampler 1.6.0-2 に含まれるシンボリックリンクと競合します。そのような場合には、更新を実行する前に /usr/lib/libzita-resampler.so.1 を手動で削除してください。
シンプル、軽量なディストリビューション
Arch Linux のウェブサイトにようこそ。Keep It Simple を標榜する、軽量で柔軟性に優れた Linux® ディストリビューションです。
公式パッケージは x86-64 アーキテクチャに最適化されています。さらに公式パッケージを補足するものとしてコミュニティによって運営されているパッケージリポジトリがあり、日々、その質量ともに成長しています。
Arch Linux の強固なコミュニティは多様かつ助けになり、広範なスキルセットと、それによって Arch を利用していることに誇りを持っています。フォーラムやメーリングリストを見て参加してみて下さい。Slack で Arch ユーザーと会話することもできます (誰でも自由に参加できます)。また、Arch について知識を深めたいと考えたのであれば、ArchWiki も覗いてみましょう。
最新ニュース
zita-resampler 1.6.0-1 から 1.6.0-2 への更新は手動での作業が必要です
i686 サポートの終了について
9ヶ月間の非推奨期間が経過したため、i686 アーキテクチャのサポートは今日で終了します。i686 用のパッケージは11月末までにミラーから削除され、遅れて Arch Linux Archive からも削除されます。[multilib] リポジトリは今後も変わりありません。
x86_64 へハードウェアをアップグレードできない場合は、コミュニティがメンテナンスするフォーク、Arch Linux 32 が代替策としてあります。既存環境からの移行については Arch Linux 32 の Web サイトを参照してください。
archlinux.jp ドメインを取得しました
これまで archlinuxjp.org を Arch Linux 日本コミュニティサイトのドメインとして使ってまいりましたが、この度 archlinux.jp ドメインを取得しました。今後は archlinux.jp をご利用ください。
archlinuxjp.org にアクセスしたときは新ドメインにリダイレクトするように設定しています。何か不具合を見つけましたらご連絡ください。
Perl ライブラリのパスが変わります
今後 perl パッケージが使用するモジュールのパスにはバージョンが含まれるようになります。異なるバージョンの perl 用にビルドされたモジュールはロードされなくなるため、再ビルドが必要です。
影響を受けるモジュールについてはアップグレード時に pacman フックによって以下のような警告が表示されます:
WARNING: '/usr/lib/perl5/vendor_perl' contains data from at least 143 packages which will NOT be used by the installed perl interpreter.
-> Run the following command to get a list of affected packages: pacman -Qqo '/usr/lib/perl5/vendor_perl'
新しい perl パッケージにあわせて影響のあるパッケージを全て再ビルドすることで再度使えるようになります。CPAN で直接インストールしたモジュールも同様です。予定されている 5.28 や 5.30 など perl のメジャーアップデートがあるたびに再ビルドが必要になります。
今までもメジャーアップデートがあったときは再ビルドが必要でしたが、これからは perl がモジュールをロードしなくなるため問題が発生します。
ソフトウェアのビルドシステムが変更を自動的に認識しない場合、PKGBUILD で perl -V:vendorarch
を使って perl に正しいパスを問い合わせることができます。pacman でパッケージ化されていないソフトウェアについては sitearch
も存在します。
ABS の廃止
Arch Build
System 関連のスクリプトの保守コストが高いことから、abs
ツールは廃止して、それに合わせて rsync による PKGBUILD の取得も止めることに決まりました。
今後は abs
と同じような機能を提供する asp
ツールが [extra] リポジトリからインストールできます。asp export パッケージ名
でそのまま abs
を置き換えることができます。asp
の詳しい使い方はドキュメントを読んでください。また、こちらに記載されているように Subversion のスパースチェックアウトを使うことで同じようなことが可能です。全ての PKGBUILD を取得したい場合、svntogit ミラーをクローンすることを推奨します。
extra/abs
パッケージは既に公式リポジトリから外されていますが、rsync
のエンドポイント (rsync://rsync.archlinux.org/abs) については今月末までに使用不可とする予定です。
昔のニュース
- 2017-03-15
- ca-certificates-utils 20170307-1 のアップグレードでは手動の操作が必要です
- 2017-02-27
- libglvnd のサポートが有効になった mesa が testing に入りました
- 2017-01-25
- i686 サポートの段階的廃止について
- 2017-01-14
- xorg-server 1.19.1 は現在 extra にあります
- 2016-12-30
- OpenVPN 2.4.0 アップデートには管理操作が必要になります
- 2016-10-31
- ttf-dejavu 2.37 は強制的なアップグレードが必要になります
- 2016-08-07
- TeXLive 2016 パッケージが利用可能です
- 2016-07-18
- test-sec-flags: ご協力のお願い
- 2016-07-02
- screen-4.4.0-1 は古いバージョンのセッションにアタッチできません
- 2016-03-25
- 2016年4月23日になる前に pacman-5.0.1 にアップデートしてください