libutf8proc 2.1.1-3 以前の libutf8proc パッケージは SONAME が正しくない libutf8proc.so.2
を含んでいます。これは libutf8proc 2.1.1-3 で修正されたため、更新時には ldconfig により生成された追跡できない libutf8proc.so.2
を上書きする必要があります。もし次のようなエラーが生じた場合:
libutf8proc: /usr/lib/libutf8proc.so.2 exists in filesystem
更新時に次のコマンドを使用してください:
pacman -Suy --overwrite usr/lib/libutf8proc.so.2
/usr/lib/libmozjs-52.so
の SONAME がファイル名と一致していないため、ldconfig によって追跡できないファイル /usr/lib/libmozjs-52.so.0
が作成されていました。この問題は解決されておりファイルはパッケージに含まれています。
アップグレードを通すにはアップグレードする前に /usr/lib/libmozjs-52.so.0
を削除してください。
glibc 2.27-2 では NIS と NIS+ のサポートが取り除かれました。filesystem
パッケージに含まれる、デフォルトの /etc/nsswitch.conf
は既に変更を反映しています。既に /etc/nsswitch.conf.pacnew
が存在する場合には、glibc 2.27-2 へのアップグレード前にマージしてください。
NIS は libnss_nis
パッケージをインストールすることで引き続き利用可能です。NIS+ については公式リポジトリには代替策が存在しません。
pam 1.3.0-2
では pam_unix2 モジュールと pam_unix_*.so
互換シンボリックリンクが取り除かれました。アップグレード前に /etc/pam.d
にある PAM の設定を確認し、取り除かれたモジュールを pam_unix.so
で置換してください。pam_unix2 の利用者はこの変更の適用後にパスワードをリセットすることが推奨されます。pambase
パッケージでのデフォルト設定の利用者はこのアップグレードでの変更は必要ありません。
zita-resampler 1.6.0-1 パッケージにはライブラリのシンボリックリンクが欠けていたため、zita-resampler 1.6.0-2 で再追加しました。既に zita-resampler 1.6.0-1 をインストールしている場合、zita-resampler 1.6.0-1 のインストール時に ldconfig がシンボリックリンクを作成してしまっているため、アップデートの際に zita-resampler 1.6.0-2 に含まれるシンボリックリンクと競合します。そのような場合には、更新を実行する前に /usr/lib/libzita-resampler.so.1 を手動で削除してください。
9ヶ月間の非推奨期間が経過したため、i686 アーキテクチャのサポートは今日で終了します。i686 用のパッケージは11月末までにミラーから削除され、遅れて Arch Linux Archive からも削除されます。[multilib] リポジトリは今後も変わりありません。
x86_64 へハードウェアをアップグレードできない場合は、コミュニティがメンテナンスするフォーク、Arch Linux 32 が代替策としてあります。既存環境からの移行については Arch Linux 32 の Web サイトを参照してください。