圧縮アルゴリズム zstd
は xz
並の圧縮率を維持しつつ高速な圧縮や展開を実現します。これによって pacman
によるパッケージインストールが高速化されます。特にデメリットはありません。
近々ある pacman 5.2 のリリースでは zstd
を用いたパッケージの圧縮をサポートしたビルドツールを提供します。zstd
で圧縮されたパッケージをインストールするには2018年9月にリポジトリ入りした zstd
をサポートした libarchive
が必要になります。zstd
で圧縮されたパッケージを配布していくのにあたって、全てのユーザーが libarchive 3.3.3-1 以上へのアップデートを終えている必要があります。リリースされてから一年経っているので、おそらく既にアップデートを終えていると思います。万が一アップデートしていない場合には急いでください。
カスタムスクリプトを使用している場合にはハードコードされたファイル拡張子に依存しないように注意してください。zstd
で圧縮されたパッケージの拡張子は .pkg.tar.zst
になる予定です。